作品「髑髏とカギ」は、私自身が長く抱いてきた“鍵”という象徴への憧れと、髑髏という存在が持つ根源的な力をひとつの画面に閉じ込めたいという思いから生まれた作品です。鍵には、目に見えない領域へと通じる入口や、まだ誰も開けたことのない扉を開くための道具という、どこか神秘的で儀式的なイメージがあります。その象徴性を、私が追い続けてきた髑髏の造形と融合できれば、より深い世界観を描けるのではないかと考えました。
制作の過程では、まず鍵の形状そのものが持つ直線と曲線のバランスを観察し、そこに髑髏の輪郭をどう溶け込ませるかを試行錯誤しました。髑髏は本来、死や終わりを象徴する存在ですが、私にとっては“始まり”や“変容”の象徴でもあります。鍵と髑髏を重ねることで、閉ざされた世界を開く力と、古代的で呪術的な雰囲気が同時に立ち上がるような構図を目指しました。
完成した作品を見つめていると、鍵の持つ静かな神秘性と、髑髏の持つ強い存在感が互いを侵食しながらも調和しているように感じます。まるで、髑髏が鍵そのものの記憶を宿し、長い年月を経て“開くべき扉”を選び始めたかのような、物語性が生まれました。私自身、この融合が思いのほか自然で、どこか神話的な雰囲気を帯びたことに驚いています。
「髑髏とカギ」は、単なるモチーフの組み合わせではなく、私の中で長く漂っていた象徴同士がひとつの形を得た瞬間の記録です。これからも、こうした神秘性と造形の融合をさらに深めていきたいと感じています。
作品No.50「髑髏とカギ」


※この作品は私自身の発想と構図をもとに制作し、仕上げ工程の一部にAI加工を取り入れています。
Instagram・SUZURI・BOOTHでも作品やグッズを公開しています。ぜひご覧ください。
世界観をより深く楽しんでいただけましたら嬉しいです。
Instagram(作品一覧) https://www.instagram.com/x_sennshitsu


コメント