髑髏とヘッドフォン(SKULL LINE WORKs)

SKULL LINE WORKs

作品「髑髏とヘッドフォン」は、私自身の中で“工業的な髑髏”という長く続いてきた路線に、突然ポップな色彩が差し込んできた瞬間をそのまま形にしたような作品です。無機質で冷たい金属の質感をまとった髑髏に、ヘッドフォンというあまりにも日常的で軽やかなアイテムをそっと載せてみたとき、思いがけず世界がふっと柔らかくなる感覚がありました。まるで工場の片隅で黙々と稼働していた機械が、音楽を知ってしまったかのような、そんな奇妙で愛らしい変化です。

髑髏という象徴は、これまで私にとって“静かに佇む存在”でした。しかしヘッドフォンをつけた瞬間、髑髏は急に動き出し、好奇心を持ち、世界を楽しもうとしているように見えたのです。そこから、ポップな要素をもっと積極的に取り入れてみたいという気持ちが芽生えました。色を足すこと、形を崩すこと、遊び心を許すこと。工業的な構造の中に、軽やかなリズムやユーモアを流し込むことで、髑髏というモチーフがまったく違う表情を見せ始めました。

この作品は、私自身の制作姿勢が変わり始めた“転換点”のような存在です。硬質な世界にポップの息吹を吹き込むことで、髑髏はただの象徴ではなく、音楽を聴きながら未来を見つめる小さなキャラクターへと変わっていく。その瞬間の驚きと楽しさを、そのまま閉じ込めた作品です。

作品No.25「髑髏とヘッドフォン」

※この作品は私自身の発想と構図をもとに制作し、仕上げ工程の一部にAI加工を取り入れています。

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