羽根を飾る髑髏(SKULL LINE WORKs)

SKULL LINE WORKs

作品「羽根を飾る髑髏」は、自分の中で長く温めてきた“工業的髑髏デザイン”という軸を、もう一度揺さぶりたいという気持ちから生まれた作品です。インディアンの羽飾りという象徴的なモチーフを取り入れることで、これまでの硬質で無機質な世界に、文化的で装飾的な柔らかさを流し込むことができないかと考えました。羽飾りは本来、祈りや誇り、精神性を宿すものですが、それをあえて冷たい金属のラインや工業的構造と融合させることで、まったく新しい造形の可能性が立ち上がるのではないかという期待がありました。

制作中、髑髏の輪郭に羽根の流れを重ねていくと、ただの装飾ではなく、髑髏そのものが新しい役割を得ていくような感覚がありました。羽根の曲線は、工業デザインの直線や幾何学構造とは対照的でありながら、互いを引き立て合い、画面に独特の緊張感と美しさを生み出します。髑髏は死の象徴であり、羽飾りは精神性の象徴。その二つがひとつの造形として結びつくことで、作品全体が「静と動」「無機と生命」「祈りと構造」といった複数のテーマを同時に抱え始めました。

この作品を描きながら、自分の中にあった“新しいデザインを創りたい”という衝動が、羽飾りというモチーフによって具体的な形を得たように感じています。髑髏を中心に据えながらも、文化的象徴や装飾性を大胆に取り込むことで、工業的世界観がさらに広がり、より複雑で深みのある表現へと進化していく手応えがありました。「羽根を飾る髑髏」は、その挑戦の第一歩であり、これからの制作に向けて新しい方向性を示してくれた大切な作品です。

作品No.20「羽根を飾る髑髏」

※この作品は私自身の発想と構図をもとに制作し、仕上げ工程の一部にAI加工を取り入れています。

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