Mandalic Skull(SKULL LINE WORKs)

SKULL LINE WORKs

作品「Mandalic Skull」は、私自身の創作テーマである“髑髏 × 工業的デザイン × 宇宙観”という三つの軸を、初めて本格的にひとつの画面へ統合した初期の代表作です。制作当初から、髑髏という象徴的なモチーフに、機械的な構造や幾何学的な装飾、そして曼荼羅が持つ精神性と宇宙的広がりを重ね合わせることを目指していました。しかし、これらの要素はそれぞれが強い個性を持っているため、どのバランスで融合させるか、どこまで細密化するか、どの程度の抽象性を残すかなど、試行錯誤の連続でした。

特に髑髏の造形には、工業的なラインと生物的な曲線を同時に成立させることを意識し、金属のような硬質感と、生命の名残を感じさせる柔らかい陰影を丁寧に描き込みました。その周囲を囲む曼荼羅模様は、宇宙の秩序や循環を象徴するように配置し、幾何学的なパターンが放射状に広がることで、作品全体に精神的な奥行きと広がりを与えています。これらの要素が互いに干渉しすぎないよう、色調や線の密度を何度も調整しながら、最終的にひとつの世界観として成立する形にまとめました。

制作過程では、工業的な質感を強めるべきか、曼荼羅の神秘性を前面に出すべきか、あるいは髑髏の存在感を中心に据えるべきか、方向性を揺らしながら何度も描き直しました。その試行錯誤こそが、この作品の核になっていると感じています。完成した「Mandalic Skull」は、私が追求してきたテーマの原点であり、後の作品へ続く道筋を示してくれた一枚です。髑髏の静けさと宇宙の広がり、そして工業的な構造美がひとつの画面で呼吸しているような、そんな世界観を楽しんでいただけましたら嬉しいです。

作品No.17「Mandalic Skull」

※この作品は私自身の発想と構図をもとに制作し、仕上げ工程の一部にAI加工を取り入れています。

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